どーも、ナカケンです!
今回の記事ですが、溶接試験合格のコツについてお伝えしたいと思います。
初めて資格を手にして15年程度。初めて試験を受けた時はものすごく緊張したなぁ。
今では、前日にテストピース一枚くらいつけるしか準備はしませんが、当時は何枚も納得いくまで溶接していたものです。
今回の記事を読めば
- 溶接試験受験時のポイントが分かる。
- 溶接試験で実力が発揮できるようになる。
- 溶接試験で焦らなくてすむようになる。
といった内容になっております。
今回は試験のたびにドキドキして実力が発揮できないという人が少しでも楽になればと思い書くことにしました。参考になれば幸いです。
溶接試験に合格するために
何からやったらいいか全然わかんないよ!助けてナカケンさん!
まーまー、慌てんと話を聞きなはれ。
まずは、色々知っておくことがある。順番に説明していくで。
試験に合格するためにはどうすればいいか?これだけは抑えておこう。
- まずは練習
- 合否の判定基準を知る
- 試験のルールを理解する
これらのポイントを押さえていれば、実力が発揮できず不合格!なんてことは確実に減ると思う
順を追って説明したいと思う。
まず練習
一にも二にも練習あるのみです。
自分の条件見つけて納得いくまでやる!
とにかくやる!アークを出す!
練習でできるなら本番でもできるはず!
根性論みたいになったけど、練習するしかないんよ。
努力は裏切らない!……はず!
以下の記事も参考にしてくれ!
合否の判定基準を知る
なんの試験でも合格ラインというものがある。
これさえクリアしてたらOKだから、100点を狙う必要は全く持ってない!
まず外観試験から
最近は厳しくなった気もしますが、これについてはよほどひどい外観じゃなければ通ります!
出された試験片に検査官が合格だったら○とか書いてるんですけど、えっ!これで通るん?ていう外観のがけっこうあります。
キワにコンマ5ミリくらいのカットが入ったから落ちるなんてことはないはず。ちょっとしたビードの、不整くらいだったらそのままでOK。変に補修溶接したらもっと汚くなりますよ。
曲げ試験片の位置を知る
溶接した試験片ですが全線を試験するわけではありません。試験片の一部を採取して表曲げ、裏曲げを行います。
全線無欠陥が、いいに決まってますが、極論、試験片以外の位置は別に欠陥が入っていてもいいのです。
手棒の、溶接試験などで、試験片の真ん中でつなげというのは真ん中は試験片として使わないから。
半自動やとわざわざ途中でアーク切るやつはおらんやろうけど、一応知っておくべき。
曲げ試験で、合格するためにはこの試験片の位置を正しく理解しておくのも重要になる。
全線無欠陥やったら関係ないけどな。
まー、ここ裏曲げやからとか考えて溶接するより、全線真面目にやればいいだけの話やからね!
試験のルールを理解する。
一応試験なんで、いくら溶接がよくてもルールを守らないと不合格になります。
例えば
- 仕上層で各パスの溶接方向を揃えない。
- 立て向きの試験等で試験片を溶接しやすいように傾ける。
- 薄肉管、中厚肉管で鉛直方向、水平方向を指示通りに溶接しない。
などが挙げられる。
そんなの知らないよー、そもそも聞いてないし!
そんな言い訳通用するわけ無いやろ!
知りませんでしたは通用しないのできちんとルールを理解して挑みましょう。
試験会場の設備を信用するな
手棒とかだとあまりないのですが、半自動の試験でよくあるのが
- ノズルがボロボロ
- チップがボロボロ
- 溶接機の設定がいつもと違う
- ガスの元栓を閉められていた
等が挙げられる。
こんなんが原因で失敗したらアホらしいですしょ?
極力いつもと同じ環境、条件でやるために消耗品類は持参しましょう。もちろん呼びのガラス類も!
アーク出す前に絶対確認する癖をつけよう!
ガスの元栓開け忘れやバックシールド忘れは、ほんとアホらしいぞ!
忘れ物はないか?
よし、練習もしたし、注意点も理解した。これでバッチリだね!
ちょっと待てー!
ちゃんと忘れ物がないか確認したか?
受験票名前も書かんとおいてあったで。
流石に受験票忘れたら受験はできない。
忘れ物がないように今一度確認しよう!
溶接面のガラスもスパッタだらけだったよ。
道具もちゃんと確認しなきゃxz
まとめ
以上、溶接試験に合格するための秘訣をお伝えしました。
何の試験でも事前の対策はほんと重要です。
練習はもちろんですが、当日慌てないようにしっかりと準備して挑みましょう。
競技会じゃなくてあくまで試験やからね!
通ればいいんよ、試験に通りさえすれば。
合格するのが目的なので、ポイントさえ抑えれば大丈夫!
あんだけ練習して納得の行くビードが引けたなら何も恐れることはない!
最後に一言言わせてくれ。
試験に落ちても死ぬわけじゃないし、気楽に挑むのが吉。
この記事を読んでくれたあなたが少しでも気楽に溶接試験に挑んでくれたら嬉しく思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント