ナカケンです。
今回のテーマはずばり!
というテーマです。
若い頃は自分の下手さに腹が立ち、毎日嫌気がさしていたのは私だけではないはず!今でもたまにありますけど。
皆さんが思うすごい溶接工の人はどんな人でしょうか?
私が考えるすごい溶接工はこんなイメージです。
どうすればそんな溶接工になれるのでしょうか?
率直に言いましょう。私見ですが結論
頭も使いながらとにかく溶接する。
これに尽きると思います。
この頭も使う=考えると言うのがポイントです。
では、うまくなるためにどうすればいいか?
私なりの考えを述べさせていただきます。
カテゴリごとにまとめてみました。
溶接の技能を高める
技能を高めるって言ってもどうすんのよ?
簡単にできるもんですか?
こればっかりはやるしかないです!
とにかくアークを出しまくってください!
悲しいかなこれが現実です。近道はありません。
やるしかないのです!
ひたすら練習する!
出来ないなら、出来るようになるまで練習する。
スポーツでもそうですが基本的なことですよね。
練習で出来ないことは本番では出来ないです。
納得がいくまで繰り返し練習しましょう。
とにかく炊きやがれ!とよく言われました。
実戦経験を積む
練習でうまく溶接できるようになったなら、次は実戦です。
なかなか最初は大きな仕事は任せてもらえないでしょう。
小物をひたすら溶接したりあまり楽しくないかもしれません。
しかし、次のステップに進むための土台作りです。小物でも恥ずかしくないような溶接ができるよう、必死で頑張りましょう!
コツコツ頑張れば周りも認めてくれるはず!
失敗しながら人は成長します。
私も昔は失敗ばかりでした。ビードが蛇行してグラインダーで磨きまくったり、UTで欠陥出しまくったり。
最初からうまくできる人なんていません!
たまに天才か?と思うようなやつもいますけどね。
できるようになるかは自分次第だと思います!
溶接の知識を高める
腕がいいなら、いいんじゃないの?
非破壊もOKだし問題ないでしょ?
溶接工としてはそれでいいかもしれないけど、溶接は工程の一部分。
後工程のことを考えて歪の事を考えるとか、母材の材質にも色々ある。
考えることはたくさんあるよ。
いや、ほんと溶接って奥が深いんです。
勉強すればするほど終りが見えない。
一生勉強です。
勉強する、知識をつける
勉強して思うのですが溶接は本当に奥が深く、それがまた面白くもあります。
溶接の原理や、金属組織、材料力学、施工管理など、知っていて損はありません。
本気で学びたいなら溶接管理技術者の資格取得に是非チャレンジしてください。
特別級、1級、2級ありますが、2級取得するだけでもすごい勉強になるはずです。
上に立って、溶接の管理をするには必須の資格です。(最近色々ウルサイからね。)
私は頑張って1級合格しました!
自分で学び勉強する姿勢は大事だと思います。
先人から学ぶ
一流と言われる人は本当になんでもよく知っています。
特に管理技術者等の資格を、保有していなくてもすごい物知りな人もいます。
様々な現場で実際に経験したエピソードやちょっとした裏技やコツなど。
話を聞くたびに本当に勉強になります。
そこから得る知識もありますし、生き方なども参考になることも多いです。
よく喋る口だけのヤツもいますが話半分に聞いておきましょう。
本当にデキる男は背中で語ります。
この業界よく喋るやつはなんか微妙な人が多い気がします。
知識だけの頭デッカチは溶接工としてどうかと思いますが、腕プラス頭が、備われば最強と思いませんか?
人望が厚くなるためには
人望が厚いってどう言うことかと言うと、あいつはすごいとか、あいつにまかせておけば大丈夫だとかまー、頼れる存在ではないかと思うんです。
そんな頼れる男になるために必要なものを考えたいと思います。
負けん気が強い
負けん気がない人は伸びないと思います。あいつに負けたくないと言った気持ちはうまくなる原動力になるはずです。
私もヘラヘラしてますが、スピード、外観など若手には絶対負けん!と言う気持ちで溶接してます。
素直である
偏屈なやつも伸びません。
まー、口だけで言い訳が、多いタイプ。屁理屈いうやつは大体大したことないです。
失敗は素直に認め、自分で責任持って最後までやり遂げる。
こんな一生懸命な、子は伸びます。別にイエスマンである必要はないです。
向上心、探究心がある
何も考えなしにただひたすらアークを出してもうまくいかず、伸び悩むことがあると思います。
繰り返しになりますが考えながら溶接する。
うまくいくのにも理由がありますし、失敗するのにも理由があります。
なぜ出来なかったか考え、次に結びつけていけば自然と腕は付いてきます。
うまくなるだけなら人望は必要ないのかもしれません。
しかし、腕がいいだけが全てではないと思います。
みんなから頼られる。そんなすごい溶接工になりたい。
私はそう思います。
おわりに
以上、溶接がうまくなる人について述べさせていただきました。今回記事にしたことが全てではないと思いますが、私の個人的考えを述べさせていただきました。
溶接は本当に奥が深いのです。極めたなど口が裂けても言えません。
公園の遊具から、建築鉄骨、造船、橋梁、プラント機器など様々な分野で溶接という技術は使われており、日々進歩しております。
餅は餅屋と言うように、やはり各分野にはそれぞれのスペシャリストがいます。
求められるものも違えば、単純にお金も違ってくるでしょう。
全てを網羅するのはなかなか難しい。
しかし、目の前の仕事に誠実に取り組み、向上心を、持って接すれば周りは認めてくれるはずです。
言われたら気持ちいいもんですよ。
そんな溶接工目指して日々精進したいと思います。
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