毎日暑いですね。
ナカケンです。
夏といえば海!BBQ!ではなく熱中症の季節である。
我々溶接工には辛い季節がやってくる。
冷房完備の部屋で溶接ができたらどんなに素晴らしいことだろうか。
現場、屋外での溶接なんてまさに地獄。
照りつける真夏の太陽、目の前で溶ける鉄の塊。
あかん、自分が溶けてしまう
今回は、溶接の現場における熱中症対策について
- 熱中症にならないためには?
- 熱中症を防ぐアイテム
- 暑い夏を乗り切る心得
について解説したい!
みんなで燃え盛る暑い夏を乗り切ろうではないか。
熱中症にならないためには
なぜ、熱中症になるのか?
「体温の上昇」と「大量の発汗による、体内の水分・塩分・ミネラルの低下」が原因
要するに
暑すぎるから!
熱中症を防ぐためには以下のことが重要になってくる
- 水分の補給
- ミネラル、塩分の補給
- 体温上昇を防ぐ
体の水分が〜、塩分が〜、
最大の理由は暑すぎる環境にある。
- 少しでも涼しく仕事ができるように環境、装備を整える
- 水分、塩分の補給
- 適度な休憩をとる
これさえ気をつければ熱中症は防げる。
もちろん、寝不足や、深酒は厳禁やでー!
熱中症対策を防ぐアイテム
体を涼しくするアイテムとして、クーレットを全力でお勧めする。
まずはノーマルタイプ。
僕自身工場勤務メインでこちらを愛用していますが十分涼しいです。
続いてハイパワータイプ。
現場だとハイパワータイプがいいんかな?
続いて本家のコピー品と思われるクーレット。
使ったことないのですが本家より安いです。
ちょっと使ったことないので実力はわかりません。
安物は冷えないと言う声も聞くので高くてもシゲマツさんのが無難な気はします。
次点で空調服。
これは綿100でファンが斜めに向いているタイプで風向きが調整できます。
実際はファンが出っ張っている分狭い足場の上とかだとファンが当たって少しイライラします。個人的にはフラットタイプのファンでいい気がします。
僕自身持ってるけどあんま使ってないです。
詳しく解説していきます
クーレットがオススメな理由
一言で言うならば!
涼しい風が出てくるので気持ちいい!
これに尽きる!
空調服もいいのだが冷たい風を送ることはできない。
もちろん無いよりはマシだが一度クーレットを体感してしまうと空調服では物足りなくなる。
生温い風より冷たい風がやはり気持ちいい。
もうクーレットがない夏なんて考えられなくなってしまった。
投資額としてはなかなかの値段だがこの涼しさには変えられない。
バッテリーの劣化なども考えなくていいし、私が使ってるのも5年以上壊れていない。
もちろんデメリットもある。
コンプレッサーがないと使えないので、現場では使えないことも多い。大きい現場だと大体あるんですけどね。
あとは、エアーホースがつなぎっぱなしなので行動範囲が狭くなる。鍛冶屋なんかはちょこちょこ動くことが多いので実際には使いにくいかもしれない。
以上を踏まえると、工場勤務の溶接工には最高のアイテムではなかろうか!
空調服をあまり使わない理由
クーレットが最高だからです!
でもクーレットが使えなかったら迷わず装着します。
空調服の最大のメリットはどこにいても暑い体に風を感じることができることである。
電源もモバイルバッテリーなので100vの線を引っ張り回す必要もない。
現場行くときは必ず持っていきます。
デメリットとしては、クーレットに比べると冷たい風が出ない。
やはりあの涼しさを知ってしまうと空調服では物足りなく感じてしまう。
あとはセッティングが少し面倒なんですよね。
ファン外して、服自体は洗濯しないといけない。
バッテリーの劣化も気にしなければいけません。スマホと同じで徐々に減りが早くなるんですよね。
電子部品のかたまりなんで、壊れるリスクもあります。
薄手のものが多いので、火花には正直弱いです。オールポジでアーク、半自動をバリバリ焚く人にはあまりお勧めできない。空調服の上から革ジャンなんか着れないしね。
あとは、ファンからヒュームを吸い込むので、狭いとこでガウジングやらやる人は、インナーがものすごく汚れます。体にも良くなさそう。
しかし、空調服も一度使えばこれ無しでは考えられなくなる。
何より、場所を選ばないと言うのは最大の強みである。どこでも涼しくなれるのだ!
1着は持っておいた方がいい!
買う際の注意点だが、服だけで販売してるパターンもあるので、バッテリー、ファン込みの物を買うこと!
服だけ買ってもただの穴が空いた作業服になってしまう。
あとは間違っても化繊のは買うなよ!
溶接工が使うなら綿100一択だ!
探してみると綿100ってあんまないんですね。
難燃素材のもあるのでそちらでもいいかもしれませんね。
その他身に付けるアイテム
他にもクールベストやら、首に巻くタオルなんかもあるんですけど……。
正直微妙なものが多い。
クーレット、空調服については間違いなく効果が絶大なので、持ってない人は是非使用していただきたい。
少しは疲れもマシになるはずである!
水分、塩分の補給
とにかく水を飲め!工場内だとウォータサーバー置いてくれたりもするが、いちいち飲みに行くのがめんどくさいのも現実である。
やはり古典的だが水筒の出番だろう。
キンキンに冷たいのがいい人であれば保冷力が高いこちらの水筒をおすすめする。
やはり、登山用品は何においても最強だ。(値段も最強レベルだが)
しかも山専ボトルは見た目もかっこいい。
こいつの素晴らしさは先人たちが熱く語っているのでググってみてほしい。
続いては普通のサーモス。
容量だが大きすぎると重いし、手入れも大変なので適時水を補給できる環境なら1l、0.5lでもいいのではないだろうか。
こちらは0,5Lだが休憩毎に補充すれば全然いける。
常温でもいいならこちらをおすすめする。
まずは1L
続いて0,5L
何がいいかと言うととにかく手入れが楽。これに尽きる。
パッキンもないのに水漏れしないすごいヤツなのだ。
登山アイテムとして有名だが、プライベートから仕事まで僕はこれを愛用している。
かれこれ10年は使っている気がするが全く壊れない。
完璧に元はとったただろう。
完璧にもとはとったで。
塩分の摂取についてだが、様々な方法がある。
お手軽なのは塩飴だろう。
いや、これ試しに食べてみ?
けっこううまいよ!
あとはスポーツドリンクである。
個人的にはポカリが昔から好きだ。
そのままガブガブ飲みすぎると糖分の取りすぎになりがちなので僕は半分くらいに薄めて水筒に入れている。
薄めればスポーツドリンク代も1/2で済む。
粉末のやつが1番コスパはいいのだが正直めんどくさい。
2リットルを買って水筒に入れて薄めてシェイクするのが手っ取り早い。
薄めることで臭い写りもマシな気がする。
同時に水分、塩分が補給できるので一石二鳥である。
あとはなんといっても梅干しである。古来より疲労回復には梅干しという位である。まさに万能薬。夏場は毎日欠かさず弁当に入れている。
なんにせよ塩分の過剰摂取には気をつけたいところだ。
とにかく体を休める
炎天下の中での作業さ過酷を極め、かなりの体力を消耗する。1.5倍近く疲れやすい気もする。汗かきまくってビールを腹一杯飲みたい気持ちもあるが、調子に乗った次の日は大概目覚めが最悪である。
ほどほどにして、体を休めることを優先するためにさっさと寝る!調子こいて夜更かしした次の日はやはり目覚めが悪いし、一日中だるさがとれない。
結果パフォーマンスも落ちるし、凡ミス、最悪怪我にもつながる。
どの世界でも一流と言われる人は体調管理を徹底している。その場の欲より、次の日のこと、常に先の未来を見ているのである。
まとめ
本当、この時期になると何故この仕事を選んだのだろうと後悔する日もあるが、そんなことを言っても始まらない。
近年は熱中症に対する危機感も高くなり、水飲みなさい、休みなさいとお達しが出ている。
昔の部活のように根性論をを押しつけられる風潮もない。
利用できるものはとことん利用し、適度に休みつつ、皆でこの夏を乗り切ろうではないか!
あー、早くすずしくなんねぇかな。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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