若手に溶接を教える

溶接
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今回のブログですが、若手に検査物をやらせてみた雑記ブログになります。ためになる内容ではないかもしれませんがご了承ください。

今回若手に検査物をやらせてみようということになり実際に溶接させることになった。

物t=6 の鋼管フルペネだ。

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若手の溶接スペック

彼の溶接スペックだが、歴は3年程度だが、実際にまともに溶接しだして一年程度しかならない。
 うちの職場は若い奴に雑用をやらせる風習があり、溶接など最初のうちは全くやらせてもらえない。これはかなり問題であるが。

だから人が育たないんだよ!

まー、以前別物件のフルペネをやらせたが正直かなり怪しかった。裏はつりすれば、筋の、さらに奥深くに筋が出て来たり、追い込んだら貫通したりとなかなかのものであった。

やらせるなよ(・・;)

という言葉は置いといて。

正直まだ早いかとも思ったが、やらねば覚えぬ!

ということでやらせることにした。

もちろん全責任は私が持ちますよ!

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実際にやらせてみた

ということでやらせてみるわけだが、若さとは時に武器にもなり、また恐ろしくもある。
勢いとは怖いものだ。
あれほど普段練習をやりなさいと言っているにも関わらず、捨て板で少しアークを出していきなり製品にアークを出すものだから恐ろしい。多分、少々図に乗っている感もある。
溶接面越しに覗いてみると違和感しかない。
電気の高さに対してノズルの高さが明らかに高く、音もおかしい。

よく音を聞けとか言うがここまで違うと流石に違和感しかない。
とりあえずストップをかける。

ちょっと待てー!。お前さん、まだこの姿勢でフルペネやったことがないやろ?

下向きは以前テストピースでレントゲンOKだったが今回は鋼管の周継手だ。だいぶ勝手が違ってくるのよ。まずは同じ条件で少しは練習せい!


とりあえず平板を45°くらいに傾斜させて溶接させてみる。もちろん付きっ切りだ。悪いところを、指摘すればきちんと出来るようなのだが、それに自分でまだまだ気づかないようである。
とにかく見本を見せて口でも説明して徹底的に叩き込む!

私自身、『俺の言う通りにやれ』とか言うのはあまり好きではないのだが、流石に欠陥が出る溶接のやり方は辞めなさいと言わざるをえない。どんなやり方であれ、欠陥がなく、過度な入熱がなければそれでいいとは思うのだが……。

テストピースの、溶接を見る限りは大丈夫と思ったので、製品をやらせることにした。

まー、外観はともかく、溶接の中身は大丈夫だろう。手入れの仕方も微妙なところが、多いので手直しを、させる。

次は外面だ。ガウジングで裏はつりをするわけだが板厚6ミリ、掘りまくればいいってもんでもなくなかなか難しい。だいぶ手こずっていたがなんとか完了。

練習もせずにいきなりアークを出した部分は案の定、悲惨な状態だった。
全然沸いてない。ガウジングでの裏はつりは完全除去が、鉄則このまま溶接すれば確実に溶け落ち貫通するのが目に見えている。

自分の溶接を、裏はつりすれば現実が見える。溶接はそんな簡単に溶け込むものではないのだ不適切なやり方で溶接をすれば結果はそのまま出てくる。この辺も目の当たりにしなければわからないと思う。こうやってみんな少しずつ成長するのだ。

掘り過ぎたところはTIGで埋めたり、時には貫通したりと手こずっていたがなんとか溶接完了。あとはレントゲン撮ってみないとわかりません。

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結果は?

今回の、物件は撮影枚数は全溶接線の5%以上なので、基本的に1シームあたり1枚しか撮らない。俗に言うTクロス部だけですね。

2シームやらせたのでフイルムは2枚。結果は1/2でした。

欠陥は線状欠陥が10ミリ程度。俗に言うLF。4類に分類され一発でアウトの欠陥です。

欠陥が出たら自分で治すのが電気屋さんです。補修も自分でやって合格したのでよしとしましょう。

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実際にやらせてみて思ったこと

まだまだ、言いたいことは山のようにあるが、今回検査物を、やらせたことで少しはステップアップ出来たとは思います。

あまりうるさくいっても小言が多いじじいみたいになるので多くはあまり、言わないように心がけてはいますが。何でもそうですが

人に物を教えるということは本当に難しい。

間違ったことは教えれないのはもちろん、なんで出来ないの?ってイライラすることも正直あります。

でも私たちだってそういう風にして先輩から教わり、自分で考え努力してここまできたのです。昔みたいにオラオラで指導するのも時代錯誤です。

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人に教える際に心がけていること

人に物を教える際、心掛けていることが1つだけあります。

溶接だけじゃない、ガス切断からグラインダーのかけ方まで。

百聞は一見にしかず。100回口で言うより一回見せたほうがわかりやすいのです!

やって見せるということはかっこ悪いところは見せれません!すなわち、常に日々の修練を怠れないのです!

良くも悪くもこれはプレッシャーになります。

かの有名な山本五十六もこう言っています。

まさにおっしゃる通り!

口でやかましく言うだけでは絶対に下の人間は心から付いてこない。ただの恐怖政治である。そんなの悲しいじゃないか。あの人がやるなら俺もやります!

心からそう慕われる、そんな男に私はなりたい。

ここら辺で今回は締めさせていただきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。とりあえず更新頑張ります。

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