我々溶接工は溶接を生業にしてるわけですけど、溶接機だけでは仕事はできません。やっぱ料理人が包丁、美容師さんがハサミが必要なように、我々溶接工にも仕事上欠かせない道具、工具があります。
溶接に使う工具、道具
今回はそんな商売道具の紹介をしたいと思います。
順不同で思いついたまんま挙げていきたいと思います。
![](https://weld-blog.com/wp-content/uploads/2019/09/IMG_4069-e1631454774332-600x800.jpg)
グラインダー、サンダー
溶接だけに限ればビード手入れ、研磨、溶接前の前処理などに使います。
![](https://weld-blog.com/wp-content/uploads/2019/09/IMG_4068-1024x768.jpg)
若い頃はグラインダーを使わなくていいような溶接をしなさいとよく言われたものです。
下手くそなうちはどうしてもビードを揃えるためにビカビカに磨いてしまいます。うまい人は溶接のつなぎ目すらわからないような溶接しますからね。
溶接に限らず、鉄工業では必須の道具と言えるでしょう。
電気式とエアー式がありますが私はエアー式を愛用しております。
棒グラインダー
通称棒グラ
![](https://weld-blog.com/wp-content/uploads/2019/09/IMG_4072-1024x768.jpg)
狭隘部の、手入れには必須です。
溶接の手入れは主に超硬バーをつけて使用します。
切り粉が刺さるとチクチクしてたまりませんけど仕方ないですね。
こちらも電気式とエアー式がありますが、やはりエアー式を愛用しております。
チッパー
スラグ除去やスパッタ除去に使用します。
![](https://weld-blog.com/wp-content/uploads/2019/09/IMG_4071-1024x768.jpg)
チッパーキズがついてしまいますので、母材を不必要に叩くのはNGですよ!
![この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は P1060365.jpg です](https://weld-blog.com/wp-content/uploads/2019/10/P1060365.jpg)
外観の見た目が悪くなるため気をつけましょう。
職場によってはチッパー禁止の場所もあるとかないとか。
![](https://weld-blog.com/wp-content/uploads/2023/01/webResult.jpeg)
ごまかすために叩きまくるやつがたまに居るけどあれはいかん!
叩いたあとはグラインダで慣らさんとダメよ!
グラインダー、棒グラ、チッパー、以上三点を電気屋三点セットといいます。
ごめんなさい。嘘です。
しかし、一般の半自動溶接工の方は必須の道具ではないでしょうか?
この3点セットの調子が悪いとものすごく作業効率が悪くなるので、大事に使いましょう。
手待ちの時などにメンテナンスなど行えば早々壊れるものでもありません。
荒いヤツほどすぐ道具は壊します。道具がなければ仕事が出来ません。
道具は大事に使いましょう!
エアーグラインダーのメンテ記事はこちら
ウェルパー
いわゆる半自動溶接用に特化した専用のペンチです。
![](https://weld-blog.com/wp-content/uploads/2019/09/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_c6b5-768x1024.jpg)
100均の、ラジオペンチなどでも代用できますけどモノが違います!
長く使う事を考えれば導入するべきだと思います。TIG溶接の時にも何かと使えますので便利です。
私は常に腰にぶら下げてます。番線くらいなら切れるのでほんと便利です。
![](https://weld-blog.com/wp-content/uploads/2019/09/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_c6b8-768x1024.jpg)
こんな感じの工具差しですね。
実際、ウェルパーがジャストで入らない場合も多いので現物確認をおすすめします。
※リンク先のもいい感じに入るかは不明ですのでご注意ください。
まとめ
作業用の道具、工具だとこのくらいですかね。
他にも便利アイテムや、保護具、ライト関係などありますが、今回は作業用工具として挙げてみました。
実際に使用した工具、道具などのレビュー、使用感も記事にしたいと思いますのでお楽しみに!
ライトについてまとめた記事はこちら
相当マニアックなんで需要ない気もしますが。
![](https://weld-blog.com/wp-content/uploads/2023/01/webResult.jpeg)
道具は大事に使わんとダメよ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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